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作品≠漫画=娯楽≒キャラクター産業
ども
アニメーションコースの友達と飲んで帰宅。
久々のビールが効く。
なんか色々ともやっとする話とかあったけど、楽しかった。
でまぁ、なんつーか
アニメの世界でもそうだけど、20年後今世に出てる人気といわれる漫画やアニメって
たぶんダレも覚えてないなぁって話になったわけですよ。
すっごく私的な意見だけど、今って結構最初のインパクトありき、キャラの強さありきな漫画やアニメ
ばかりで、一発の印象は大きいけど、後の中身や構成だったりが不十分で長く付き合えば付き合うほど
面白くないものに成り下がる気がするんですよね。
それにくらべて、90年代のアニメや漫画、もっと下がるなら手塚治虫、藤子・f・不二雄の描いたモノは
今でも普通に親しまれてるんですよ。
なぜか。
(手塚作品やドラえもんなどは、その当時、その手の絶対数が少ないってものあるから、一概にはいえないけど)キャラクターが”人間である”ことに尽きると思うんだよね。
姿、形がじゃないよ?臭さ的な意味でね。
話題になったのはガンダム、
初代だかなんだったか・・・ガンダムが撃ったライフルから出る糞デカイ薬莢が、子供と母親の上に落ちて、母親が死に、落とした本人は生き残った子供を育てるみたいな。
今のアニメじゃ、まずこんなシーンは無いな。
ガンダムを見ていないおれでも、見たくなったほど、震える描写だよね。
そりゃ確かに、狙って作っている「意図的」な部分だろうけど、今作るかな?
たとえそれが出たとして、世間から賞賛されるほどのモノになりえるだろうか・・・
きっとなりえないだろう。と思う。
今の流れを見る限りでは、ね。私的な捻じ曲がった意見だと思って欲しい。
少なくとも、狂気的な「ただ理由も感情も無く人が死んでいくエンタメ」が公然と乱立する世の中に
それは絶対にないとおもう。
んで、タイトルのアレですが
俺は少なくとも漫画を描く上で、作品として(どこまで意識してるかは別として)描いているが
読み手は娯楽として取っている時点で決定的なズレが生じていると感じる。
やっぱりみんな、暇だから漫画を読むし、時間つぶしに漫画を読むから
それを補う最良の漫画は4コマであって、何百ページに及ぶ大長編では無いわけよ。
めちゃめちゃ集中できる大理石の個室でジャンプ読むヤツはいない。
学校帰りのコンビニか、電車の中がせいぜいじゃない?
そういうモノだから、やっぱり作品レベルを濃くすると、読者は読みたくなくなる傾向にある。
けど、俺が描きたいのは薬莢によって死んでしまう世の中なんだよ。
正義だとか悪だとか、勝った負けたの人殺しゲームじゃないんだよ。
本屋でバイトするさえないポニーテール女の子がふって笑う横顔なんだよっ!
今日は違う日になりそうっ!とか言ってる実は天性の素質がある根っからの主人公体質の
キャピキャピ女の子じゃないんだよっ!!
まぁ、なんつーの
世間の皆様は、こんなくだらない世界なんだから漫画の中くらい面白いものであって欲しいと感じるように
俺は、こんな生きにくい世界なんだから、漫画の中くらいはこの世の中も捨てたモンじゃないと思いたいんだ。
なんかまとまってないな・・・いいか、誰も読んでないし。
けど、売れるためには、生活する為には、俺が漫画を描いている意義とは・・・って考え出すと
悶々とする今日この頃。
お酒はおいしく飲みましょう。
ではっ
2011/11/11 (Fri.) Trackback() Comment(0) 漫画
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